2016年8月22日月曜日

#ゴルフMk4R32 整備手帳 運転席革シート補修


運転席革シート補修

実施日

2016/08/21

作業場所

DIY

難易度

★☆☆☆☆

作業時間

30分程度


前書



 とある日、車内清掃を行っていましたが、シートの清掃中に目に入ってしまいました。そう、いつもは目を背けて気がつかないふりをして1年以上放置していた、これを。

 

 そう。シートのサイドサポートの擦れとひび割れです。
ゴルフ4R32の純正シートは、ケーニッヒ製の本革バケットシートなのですが、このシート。乗り降りする際にどうしてもサイドサポートに体が擦ってしまいます。
 擦れているところはサイドサポート頂点のすぐ下辺りで、パッと見余り目立たない個所ですが、気にしだしてしまったからには、何とかしなくては。

解決するには


 この状態から回復するには、4つの方法が考えられます。
一つ目は、革の張り替えを業者に依頼する方法。二つ目は、ヤフオクなりで中古美品を落札し、それとトレードする方法。三つ目は純正シートに拘らず、レカロなどの社外シートにトレードする方法。四つ目は、補修作業を行い少しでも回復する方法です。
それぞれの方法を考えてみることに。

  • シートの皮を張り替える
    • ざっと調べてみると、張り替えに掛かる費用は、1脚11万円位。革を張り替えると、中のウレタンとかも交換してもらえるようなので、経年劣化しているシートを蘇らせるには、良いかと思います。が、高い。高すぎる。よって保留。
  • ヤフオクなりで中古美品を入手し、それとトレードする
    • ヤフオクをざっと見てみると、美品と銘打たれているのが15万円から。トレード後の今のシートの行き場もないし、何より高いので、これも保留。
  • 社外シートへのトレード
    • 仕事で客先にゴルフ4で行くこともあり、余り目立って突っ込まれそうな物は却下。それと前述の通りトレード後の今のシートの行き場もないので、これまた保留。
  • 現状シートの補修作業を行い少しでも回復
    • 前車や他数台本革シートの車を所有していた際、同じ悩みを抱えており、DIYによる補修で済ませていた実績があるので、とりあえず今回も候補に。
色々、考慮した結果、安価で効果が高い補修でとりあえずは様子を見ることにします。


使用補修用品

私自身、使用実績もあり、しかもかなりきれいに補修できたコロンブスさんのアドカラーチューブのクロを使用します。 



使用する補修用品はこれだけです。
後は手が汚れないように、ゴム手袋を用意して、いざ作業開始です。

作業

アドカラーの塗り込み


 まずは、ゴム手袋をはめて、アドカラーを適量指先に取り、シートの補修したい個所に塗り込みます。ヘラ等を使ってもよいのですが、やはり塗り込みやすいのは、指だと思います。


注意点としては、1度で仕上げようと決して厚塗りはしないことと、補修したいひび割れにしっかりと埋め込むこと、そして指を使って塗った周りをうまくぼかすことくらいでしょうか。まあ、そんなに気を使う必要もありませんが。

□1回目の塗り込み完了



 ひどく擦れて表面がかすれていた個所は、黒く染まりましたが、まだひび割れは目立ちます。
今の時期は、塗布後2~3分程度放置すれば、乾燥すると思いますので、2度目の塗り込みに取り掛かります。

□2回目の塗り込み完了

薄く薄く塗り込みます。この後2~3分放置します。

□3度目の塗り込み完了

わずかですがひび割れが目立たなくなってきました。この後2~3分放置します。

□4度目の塗り込み完了

もう少しかな。この後2~3分放置します。

□5度目の塗り込み完了

結構良い感じにひび割れが埋めれたと思います。今回は5度塗りで完了。

作業完了


最後の仕上げとして、本革シート用保護剤(ミンクオイル&保皮剤)でシート全体を磨きあげ、作業完了です。


 全体の作業としては放置時間を含め、30分有れば終わると思います。
 
 余った保護剤で、ついでにハンドルも磨きあげました。


総評


 補修を選択するにも、DIYで行うか、業者さんに依頼するという2択が有りますが、DIYでもかなり安価かつ手軽に効果が出ると思います。調べたところ、補修作業は2万円程度みたいですが。
 DIYで行う際、いつも利用しているコロンブスさんのアドカラーチューブのクロで有れば、数百円で手に入れれますので、もし同じような悩みをお持ちの方、気軽にチャレンジしてみてはいかがですか?